冷蔵庫の奥から、しなびた野菜や賞味期限切れの食品が出てきたことがある方は多いのではないでしょうか。
食費を抑えようと思って安い食材を選んでも、使い切れずに捨ててしまえば、結果的にはムダな出費になります。特売品やまとめ買いも、冷蔵庫の中身を把握できていないと、買いすぎや重複買いにつながりやすいものです。
そこで本記事では、冷蔵庫の食材をムダにしないための買い物の考え方と、買いすぎを防ぐルール作りについて紹介します。無理せずに食材を使い切る仕組みを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫の食材がムダになりやすい理由
冷蔵庫の食材をムダにしてしまう原因は、料理が苦手だからとは限りません。まずは、なぜ食材が残りやすいのかを知っておくと、買いすぎや使い忘れを防ぎやすくなります。
冷蔵庫の中身を確認しないまま買い物している
冷蔵庫に何が残っているかを確認しないまま買い物に行くと、同じ食材を重複して買いやすくなります。
特に、野菜、卵、牛乳、豆腐、納豆、調味料などは「まだなかったかも」と思って買い足しやすい食品です。帰宅してから「まだ残っていた」と気づき、先に買っていた分を使い切れないまま傷ませてしまうこともあります。
買い物前に冷蔵庫を確認するだけでも、重複買いは防ぎやすくなります。細かくメモを取らなくても、野菜室や冷蔵室をざっと見るだけで、買うべきものと買わなくてよいものを判断しやすくなります。
奥にある食材や使いかけの食品を忘れてしまう
冷蔵庫の奥に入った食材や、少しだけ残った使いかけの食品は、存在を忘れやすいものです。
たとえば、半分だけ残った野菜、開封済みのハムやチーズ、使いかけの豆腐などは、新しく買った食材の後ろに隠れてしまいがちです。気づいたときには傷んでいたり、賞味期限が切れていたりすることもあります。
食材をムダにしないためには、使いかけのものや期限が近いものを見える場所に置く工夫が必要です。冷蔵庫の手前にまとめるだけでも、料理の前に気づきやすくなります。
安いからという理由で予定外に買ってしまう
特売品やまとめ買いは、上手に使えば食費の節約につながります。
しかし、使う予定がないものまで買ってしまうと、冷蔵庫を圧迫し、使い切れない原因になります。
安いからといって多めに買った野菜や肉、期限の短い食品は、使うタイミングを決めていないと余りやすくなります。結果的に捨てることになれば、節約のつもりがムダな出費になってしまいます。
買うかどうか迷ったときは、安いかどうかだけでなく、数日以内に使う予定があるかを基準にしましょう。使う場面を思い浮かべてから買うことで、買いすぎを防ぎやすくなります。
買いすぎを防ぐために買い物前に確認すること
食材の買いすぎを防ぐには、買い物に行く前の確認が大切です。
時間をかけずにできる確認方法を見ていきましょう。
冷蔵庫の中を3分だけ確認する
買い物前に、冷蔵庫の中を短時間でもチェックしておきましょう。
すべての食材を細かく記録する必要はありません。野菜室、冷蔵室、冷凍室をざっと見て、残っている食材を把握するだけでも十分です。特に、野菜、卵、牛乳、豆腐、肉や魚のストックなどは重複しやすいため、買い物前に確認しておくと安心です。
忙しいときは、スマホで冷蔵庫内の写真を撮っておく方法も便利です。買い物中に写真を見返せるため、「まだ残っていたかも」と迷ったときに判断しやすくなります。
先に使う食材を決めてから買い足す
買い物前には、まず家にある食材の中から「先に使うもの」を決めましょう。
賞味期限が近い食品、使いかけの野菜、冷凍庫に残っている肉や魚などを優先すると、食材ロスを減らしやすくなります。先に使う食材が決まっていれば、それに足りないものだけを買えばよいため、買い物の量も自然に抑えられます。
献立を細かく決めるのが難しい場合でも、「この野菜を使う」「この肉を先に使う」と決めるだけで十分です。家にあるものを起点に買い足すことで、冷蔵庫の中身を使い切りやすくなります。
買ってよい量をざっくり決めておく
食材をムダにしないためには、買う量の上限を決めておくことも大切です。
たとえば、野菜は3〜4日で使い切れる分、肉や魚は冷凍できる分だけ、牛乳や卵は家庭の消費ペースに合わせるなど、無理なく使い切れる量の目安を作っておきます。家族の人数や平日の料理頻度に合わせて決めると、続けやすくなります。
まとめ買いをする場合も、「安いから多めに買う」のではなく、「使い切れる量だけ買う」と決めておきましょう。買う量のルールがあると、冷蔵庫の中が管理しやすくなり、食材をムダにしにくくなります。
食材を使い切るための冷蔵庫整理ルール
買いすぎを防ぐには、買い物前の確認だけでなく、買ったあとの置き方も大切です。冷蔵庫の中を整理しやすくなるルールを見ていきましょう。
期限が近い食材は見える場所に置く
賞味期限が近い食品や早く使いたい食材は、冷蔵庫の手前や目につきやすい場所に置きましょう。
奥にしまい込むと存在を忘れやすくなり、気づいたときには期限が切れていることがあります。「先に使う場所」を冷蔵庫の中に決めておくと、料理前に確認しやすくなります。
小さなトレーやケースを使って、使い切りたい食材をまとめておくのもおすすめです。豆腐、納豆、ハム、開封済みの食品などを一か所にまとめておけば、何から使えばよいかがひと目でわかります。
使いかけの食材の置き場所を決める
半分だけ残った野菜、開封済みのハムやチーズ、使いかけの豆腐などは、冷蔵庫内で迷子になりやすい食品です。
置き場所を決めずにしまうと、次に買い物をしたときに新しい食材に埋もれてしまいます。その結果、同じものをまた買ったり、使いかけの食材を傷ませたりする原因になります。
使いかけの食材専用のスペースを作ると、家族にもわかりやすくなります。「開けたものはここに入れる」と決めておけば、自分だけでなく家族も冷蔵庫の中身を把握しやすく、使い忘れを防ぎやすくなります。
週1回だけ冷蔵庫をリセットする
毎日きれいに整理しようとすると、忙しい日には続けにくくなります。そのため、週1回だけ冷蔵庫を見直す日を決めておくと、無理なく習慣にしやすいです。
買い物前や週末などに、期限が近いもの、余っているもの、買い足すものを確認しましょう。
このタイミングで、使い切りたい食材を手前に移動したり、古い食材から使う順番を決めたりしておくと、次の買い物でもムダが出にくくなります。
冷蔵庫をリセットする習慣ができると、買いすぎや使い忘れが減り、食費のムダも抑えやすくなります。
まとめ
冷蔵庫の食材をムダにしないためには、食費を無理に削るよりも、買いすぎと使い忘れを減らすことが大切です。家にある食材を把握してから買い物をするだけでも、重複買いや食材ロスは防ぎやすくなります。
まずは次の買い物前に、冷蔵庫の中を3分だけ確認してみましょう。余っている食材や期限が近いものを見てから買うものを決めると、必要なものだけを選びやすくなります。
最初から完璧に管理しようとしなくても問題ありません。冷蔵庫を確認する、先に使う食材を手前に置く、買う量を決めるといった小さなルールを続けることで、無理なく食費の見直しをしていきましょう。
